ホワイトアウト2014年12月25日

北国の暮らし 
ホワイトアウト

 これは映画のタイトルではありません。この現象について皆さん話は聞いたことがあると思いますが、イメージが出来ないと思いますので、私の経験談とイメージ画像でお伝えします。北国にいるとは言え滅多には遭わないものですが、私は夏1回冬2回ほど遭遇し、大変な思いをしました。

 まずは夏の話ですが十和田湖近辺で霧に遭い、途中からボンネット辺りまでしか見えず前に行くべきか止まるべきか非常に悩みました。2~3人ほど同乗者がいたのですが、回りの幻想的な光景に感激し、自分達が危険な状態にあることはあまり感じていないようでした。この時はスピードを落として進んだところ、暫くしたら霧が晴れました。

  次は冬ですが最初は八甲田近くの渓谷付近、右カーブで対向車が猛スピードで走ってきたため、雪煙で前方が全く見えなくなり、スピードを落とした瞬間、路側の雪壁に突っ込み動けなくなりました。
 当然スタットレスタイヤ、フルタイム四駆、他冬装備の車ではありますが、雪に突っ込み腹がつかえた亀さん状態になり、自力での脱出は不可能でした。
 やむを得ず車から降り応援を頼むことにして3~4台スルーし、やっと止まってくれた人に牽引ロープにより引っ張り上げて頂き脱出。しかしカーブで視界がきかないこともあり、その辺に又2台が突っ込み、今度はそちらを引っ張り上げ大変な思いをしました。
 でも皆さん困ったときには親切に助けてくれるので、冬の道も何とか安心して通れますね。 

 最後は冬青森からの帰り道国道7号でのことですが、途中から吹雪になり視界がきかなくなり、その内に全く見えなくなりました。前後に車が居ることは承知しておりますので、止まるに止まれず、又前の車が止まらないか目をこらして見るも全く見えず。こういうときは視界同様、頭も真っ白になります。それでもスピードを落とし、気をつけて周りを見て進んでいる内に、吹雪が落ち着き何とか前方視界が戻り、事なきを得ました。
 ご紹介した3例はいずれも走行中での出来事です。皆さんならどうしますか?写真はイメージですが、運転席から見たホワイトアウトの状態そのものです。

                【運転席から ホワイトアウト】
                  これはイメージ写真です
以上