クラシックギター修理2016年12月17日

 今月からある所で、クラシックギター教室の講師をしております。
  それで解ったのですが、初心者の方は最初から新品の楽器を買わないで、まずは中古で間に合わせようと言う方が割と多いようです。確かにこの先続けるかどうかよく解らないときに、高価な楽器を買うのはどうなのかと迷う気持ちは分かります。
               【修理完了のクラシックギター】

 それで中古はないですかと言われ、何とか力になるよう中古の楽器を捜しています。先日も、リサイクルセンターを2~3箇所回ってきました。結果エレキギターとフォーク、カントリーギターは、何十本も有るのですが、クラシックギターは5~6本有ればいい方で、使い物になら無いようなものが大半です。それでも先日2本どうにか見つけて持ち帰りました。
                   【修理用道具】

 しかしそれからが大変でした。まず弦巻きが錆び付いて簡単には回らない状態が多く、大抵全部分解し錆取りとグリス付けの作業が待ってます。それを終えて今度は本体のクリーナー及びワックスがけである。そして弦を仮に張って、弦高の調整をし、最後に弦を張って先ずは終了です。
                      【制作者】

 と言いますのは、大抵の楽器は弾かれずに何十年も放って置かれたものが多く、人間でも歌ってないとすぐには声が出ません。同じように楽器も音が出るまでには少し時間が掛かります。2~3時間程弾き込んで、何とか音が出るようになれば終了です。
                【糸巻きを外したギター】

 私はDIYが趣味ですので、最近は楽しくて癖になっております。でも仕上げを終えたギターを見ると、当初の目的を忘れ手放すのが惜しくなります。
                                          以上

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